あとがき
というわけで、これで無事従業員三人が揃いました。
解雇の理由に謎が多かったネイサンですが、実はエドのお母さんに派遣された助っ人なのでした。
マッジの「夜な夜なえっちな本を読んでいるに違いない」、前作のヒロイン達だったら絶対にしないような詮索の仕方ですね。ヒーローの前ではお淑やかでありたい!ってタイプばっかりなので。あと「淑女が殿方の夜の事情についてあれこれ詮索するのははしたない」っていう観念があるのでなおさら言いません(「恋愛小説が愛読書」というのも、うっかりすると親世代からはしたないと言われてしまう時代)。
娼館にいた頃の名残で「あるに違いない」と決めつけているマッジですが、絡まれたエドの方はたまったもんじゃないですね(笑)。
この後の予定ですが、お店のお客さんにフォーカスした小話をいくつか書いた後、新しいシリーズ・『デビュタント編』に移行したいなぁと考えています。新キャラも何人か出てきますのでお楽しみにー。