あとがき
第一部「第28章 たとえそれが幻でも」にて「どうしたらこの方を過去の傷から救ってあげられるの?」と悩んでいたバイオレッタですが、ここにきて初めて自分自身の本当の「罪」、そして長年クロードを悩ませ続けていたものの正体を知ります。
前章ですべての記憶を追想し終えたこともあり、「何もかも赦すからやり直そう」とクロードに持ちかけます。
両親を害した仇敵なのに、こんなに簡単に赦してしまっていいのか?
酷いことばかりされた(そして一度は徹底的に拒絶した)のに、どうしてそんなに大らかでいられるのか?
などなど、掲載時には賛否両論あったようですが、作者は結構気に入っている章です。
この章のバイオレッタの一連の言動には「私があなたの唯一の理解者になるから、もうこれ以上罪を犯さないでほしい」という意味が込められています。
(彼女の考え方自体は千年前のアイリスのものがわずかによみがえっている感じです)