第七章 子羊と深窓の令嬢

あとがき

今回はお菓子がたくさん出てきましたが、ベアトがマッジに振舞っているチーズタルトは「ヨークシャー・カードタルト」をイメージして描写しました。ベアトはカランツを入れていましたが、オレンジピールやレモンピール、ブルーベリー等を使う人もいるようですね。「チーズケーキの元祖」とも呼ばれているのだとか……。お菓子作りにローズ・ウォーターを使うところがいかにもイギリスらしくてお洒落だなと感じました。

後半で出てきたとおりベアトさんは健啖家です。たくさん食べる人です。いわゆる「痩せの大食い」タイプですが、アランと結ばれた暁には二人揃って幸せ太りしそうです(笑)。が、昔は喘息で死亡する人が多かったそうなので、ベアトさんが健康になってくれて何よりです。

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